一般的にたるみが主な原因のほうれい線が目立つようになってくるのは、30代くらいからといわれています。
まだほうれい線が気になるという人も少ない20代ですが、早いうちからほうれい線予防のための生活習慣やスキンケアを意識することで、30代以降にほうれい線を含むさまざまなお肌悩みに悩む可能性が少なくなります。
そこで、今回はナールスエイジングケアアカデミーの「20代のほうれい線予防や対策」を参考にして20代のためのほうれい線の予防法についてご紹介いたします。
ほうれい線とは?
ほうれい線は、口の周りから下に伸びる溝のことです。主に加齢や皮膚の弾力性の低下によって現れます。頬のたるみや皮膚のたるみが主な原因なので、30代以下の場合は、ほうれい線が目立つということはあまりありません。
ただし、30代以下の場合でも乾燥肌や冷え性による顔のむくみなど、たるみ以外が原因でほうれい線が目立ってしまうという場合もあります。
ほうれい線予防のための生活習慣
食生活
ほうれい線を予防するための食生活には3つのポイントがあります。
まず1つ目は、ビタミンCを豊富に含む食品を摂取することです。例えば、オレンジ、イチゴ、レモン、ブロッコリーなどが含まれます。ビタミンCはコラーゲンの生成に必要で、肌の弾力性を保つのに役立ちます。
次に、抗酸化物質を摂取することも大切です。抗酸化物質は紫外線やストレスから肌を守り、老化を遅らせる助けになります。ブルーベリーやトマト、緑茶、ビタミンEを多く含む食品が良い選択です。
最後のポイントは、適度なタンパク質を摂ることです。魚、鶏肉、大豆製品などが肌の修復に役立ちます。
上記にくわえて、十分な水分摂取も忘れずに。適切な水分補給は肌の水分バランスを保ち、ほうれい線の予防につながります。
また、バランスの取れた食事を心がけ、過度なアルコールや糖分の摂取を控えることも重要です。
姿勢や運動
ほうれい線予防のためには、正しい姿勢や運動習慣も重要です。
学校や仕事などで長時間悪い姿勢で座っていると血行不良の原因になってしまい、老廃物がたまりやすくなってしまいます。
また猫背は、頭の重力が強くかかり、顔を下に引っ張ってしまうので、たるみを招く原因になってしまう可能性が高いので、正しい姿勢を意識しましょう。
また、適度な運動を行うことは、血行を促進し、代謝をよくしてくれます。
ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳など、選びやすい運動を週に数回取り入れましょう。また、ヨガや顔ヨガも肌のたるみを防ぐのに役立ちます。
これらの運動はストレスを軽減し、心身の健康も促進します。ただし、無理な運動や表情筋の過度な使用は逆効果になることがあるので、適度な運動を心がけましょう。適度な運動習慣はほうれい線の予防に貢献し、健康的な肌を維持するのに役立ちます。
ほうれい線予防のためのスキンケア
スキンケアで1番大切な3つのことは、保湿と正しいクレンジング・洗顔、紫外線対策です。これは、年齢にかかわらず、守って欲しい基本です。
保湿は、ラーゲンやヒアルロン酸など汎用性の高い保湿成分の配合された基礎化粧品を使い、洗顔後や朝晩などこまめに行ってください。
洗顔については、刺激の少ない自分の肌にあった洗顔料を使い、できるだけ擦らないようにやさしく洗うのがポイントです。
そして、肌老化の原因でもある紫外線対策をきちんと行うことがほうれい線を予防するうえでは、1番重要です。
季節に関わらず、日焼け止めを適量きちんと塗りましょう。
まとめ
今回は、20代のためのほうれい線の原因と予防法の基本についてご紹介しました。
20代では、まだほうれい線が目立っているという方は少ないかもしれませんが、早いうちから対策をすることで、年齢を重ねた時にほうれい線が目立つのを防ぐことが出来るかもしれません。
また規則正しい生活習慣や正しいスキンケアを心がけることは、ほうれい線の予防のためでなく、健やかなお肌を保つために重要です。
一度できてしまうと、美容医療以外では改善の難しいほうれい線だからこそ、早くから予防をしっかりとしておきたいですね。