あなたは「ソラレン」という言葉を聞いたことはありますか?
ソラレンは、柑橘系の果物などに含まれる成分です。
ソラレンは光毒性のある成分で、ソラレンが体内やお肌にあると、日焼けしやすい状態になります。
そこで今日は、ソラレンとは何か?光毒性とは何か?ソラレンを含む食べ物の種類や日焼けを防ぐための食べ方をご紹介します。
ソラレンとは?
ソラレンとは、柑橘系の果物や一部の野菜などに含まれている物質です。
紫外線を吸収する作用があるので、ソラレンを含んでいる食べ物を食べてから紫外線を浴びると、肌荒れやお肌に炎症を起してしまうことがあります。
また、ソラレンは入った化粧品をお肌に塗っても同じリスクがあります。
さらに、ソラレンにはメラニンの生成を活性化させる作用があるのでシミやメラニン久住などの原因にもなります。
光毒性とは?お肌にどんな影響があるの?
太陽の光(紫外線)に当たると活性酸素などが発生して肌にダメージを与えてしまう性質のことを光毒性と言います。
ソラレンが紫外線のエネルギーを蓄積して、その後一気に皮膚の中にエネルギーを放出することで、短時間で強めの日焼けを引き起こします。
その結果、シミやメラニンくすみなどのリスクが高まるのです。
日焼けは火傷と同じ状態なので、日焼けのダメージが強いと、皮膚の組織が傷つけることもあるので注意が必要です。
ソラレンを含む果物類と野菜類
①果物類
ソラレンは、特に皮や葉に多く含まれる場合があります。
果物だと、オレンジ、レモン、ライムなどの柑橘系フルーツでは、わたしたちが食べる部分にはソラレン類が含まれていないか、含まれていても少量しか含まれていないので、光毒性をもたらすリスクは低いと考えられます。
下記に、ソラレンの多い果物類と、含有量を記載しました。
・グレープフルーツ 2.19 mg/100 g
・ライム 0.5~0.92mg/100g
・レモン 0.033mg/100 g
・グレープフルーツジュース 0.2~1.0mg/100g
②野菜類
野菜類となると、ソラレンが含まれるものは更に少ないです。
野菜の中で多いのは次の二つです。
・パセリ:1.14~3.8 mg/100g
・セロリ:0.025~0.8 mg/100g
あまり沢山食べる印象が無いものですが、栄養価的には摂取した野菜ですね。
そのため、食べ方を工夫して、摂取するのがおすすめです。
ソラレンを含む食べ物のおすすめの摂取方法
ソラレンは食べてから約2時間程度で全身に届き、約5時間~7時間程度血中に留まると考えられています。
そのため、ソラレンを多く含む食べ物や飲み物を摂る場合は、太陽が沈んでから食べるのが一番安心です。
特に柑橘類やパセリなどはビタミンCが豊富なので、夜に食べることで、その日受けた紫外線によるダメージのアフターケアの効果が期待できます。
もしも朝に摂取する場合は、できるだけ紫外線を浴びないように心がけましょう。
まとめ
ソラレンとは何か?ソラレンによるお肌への影響と、ソラレンを豊富に含む食べ物のおすすめの摂取方法についてお伝えしました。
紫外線が日に日に強くなる季節。ソラレンの正しい知識をつけて、お肌のエイジングケアのお役に立てていただければと思います。
この記事が、みなさまのお役に立てば幸いです。