ためしてガッテンで紹介された目の下のたるみ解消セルフケア。その効果は?

目の下のたるみには、真皮の衰えでハリがなくなって凹んでしまうものや、目の下が膨らんで垂れ下がるタイプなど、いくつかの原因やパターンがあります。そんな目の下のたるみ解消のセルフケアとして、NHK総合テレビ「ためしてガッテン」でマッサージやエクササイズが紹介されています。そこで、今回は、ためしてガッテン流、目の下のたるみ解消の方法と効果についてご紹介します。

ためしてガッテンで紹介されたたるみ解消の方法

2008年放送のためしてガッテンで、顔のたるみを取る方法の1つとして、リンパマッサージが紹介されました。そのやり方は、まず、肩甲骨を動かすように肩を大きくまわします。次に、鎖骨のくぼみに指2本をあてて左右3回ずつくるくると円を描くようにマッサージします。そして、耳裏に指2本をあてて円を描くようにほぐし、耳下から鎖骨にかけてリンパを流します。これを左右3回ずつ行います。最後に、首の後ろから鎖骨にかけてリンパを流すようにマッサージします。

これにより、リンパの流れが良くなり、たるみの原因の1つである顔のむくみが改善されるため、顔全体や目の下のたるみを取ることができるのです。
また、2021年放送のためしてガッテンでも、顔のたるみを解消するためのニパニパ体操が紹介されました。

そのやり方は、まず、口を閉じ、少し口角を上げます。そのまま口を開き、声を出しながら「ニッ」と笑います。そして、筋肉が硬くなっているのを確認し、「ニ」の形に大きく開いたまま5秒キープします。その後、パッと力を抜き、口を閉じます。これを少し大げさに行い、1日10回繰り返します。

これにより、顔のこめかみ部分から口角をつなぐ大頬骨筋が鍛えられ、たるみの原因の1つである表情筋の衰えを改善することができ、さらに、顔の血行も良くなるので、肌のターンオーバーを改善することもできます。
フェイスマッサージは、血行促進やリンパの流れを良くするメリットがある一方で、上手にやらないと肌を痛めてしまうリスクがあります。その点、ためしてガッテンで紹介されたこれらのマッサージやエクササイズは、顔を直接触らないので、顔の肌や目の下にダメージを与えないのが大きなメリットです。

「ためしてガッテン」で紹介されたマッサージやエクササイズの効果

ためしてガッテンで紹介されたマッサージやエクササイズは、目の下や顔のたるみの予防や小さな改善には効果的なので、若い方やまだ目の下のたるみが目立っていない方にとっては、良い予防法の1つです。また、目の下のたるみの原因が、リンパの流れの滞りや血行不良、表情筋の衰えのいずれかで、ひどくない場合はある程度改善が見込めます。

一方、目の下のたるみの原因が、リンパの流れの滞りや血行不良、表情筋の衰え以外の場合やほかの原因の影響が大きい場合は、ためしてガッテンのマッサージやエクササイズはあまり効果を発揮しないでしょう。つまり、ためしてガッテンのマッサージやエクササイズでは、全ての目の下のたるみを改善できるわけではないのです。

しかし、リンパマッサージや表情筋のエクササイズ自体は、目の下のたるみだけでなく、顔のたるみが原因の肌老化や肌悩みの予防になります。また、リンパの流れや血行を良くすることで、肌のターンオーバーの改善が期待できます。そのため、目の下のたるみの改善だけを目的にするのではなく、美肌を維持するために、ためしてガッテンで紹介されたリンパマッサージやエクササイズを続けることに意味はあります。

まとめ

目の下のたるみには、いくつかの原因があり、セルフケアでは改善できないものもあります。ただし、ためしてガッテン流のマッサージやエクササイズは肌に負担をかけることなく、顔のむくみを改善したり、血行をよくする効果があるので、目の下のたるみ予防や改善のためだけでなく、美肌を保つためのケアとして上手に取り入れることをおすすめします。